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■ 青森の自然を満喫
6日目/2007/10/29(月)
青森県 青森市「道の駅 なみおか」
青森県 上北郡「民宿 菜の花館」
走行距離:187.3km
計:1182.2km
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AM4時頃に目が覚めた。実は、はじめてミノムシ型の寝袋を使ってみました。十分温かいや。今日からはこっちを使おう。
日も出てきた頃に車内の整理を済ませて、真後ろでアイドリングしている車を振り切る様に出発。なぜ、この広いガラ空きになった駐車場で「そこ」に停めるのだろう?
これは旅をしていると何度も直面する、大きな疑問と課題なのです。


今日の天気はどうやら曇り。雨が降らないだけ良しとしよう。
今までずっと海岸沿いを走ってきて、今日は久しぶりに内陸へ進みます。まず最初に目指すのは、JRのCMでもおなじみの「十和田湖」。
黒石市の田園地帯をグネグネと通り、102号に乗って山間部に突入。ずっと日陰を走っているので気温も上がらず、むしろ足下から冷え込んでくる((´д`))。

道の駅 虹の湖」で休憩がてら、朝食のサラダを食べておく。

長い階段を下りた先に虹の湖 まだ薄暗い


102号を抜けて十和田湖周辺に到着。454号のほうから南へグルッと回る様に進もう。

西十和田いで湯ライン

ほとんど車も通らないので、ゆっくりとドライブ。紅葉を眺めながら「乙女の像」がある中山半島を目指します。
木々の間からチラチラと湖が見えてきました。どこかに停まれる場所はないかしら。

しばらく走ると民宿の前に空き地があったので、ちょっと失礼して駐車。湖のほうへ行ってみる。

早朝の十和田湖
水が澄んでいる

ほほう、これが十和田湖ですか。まだ薄くモヤがかかっています。日が差してくれば、もっと鮮やかに見えるのだろう。ここは火山の陥没で出来たカルデラ湖で、川の水が流れ込まないので不純物が少ない。確かに、水際のところはハッとするほど透明で綺麗だ。

ここまでは人も車もほとんど見なかったけど、中山半島に近付くと一気に観光地の顔になる。
道沿いにはホテルがズラリと並んでいて、外ではお客さんの出迎えをしている。有名なところは平日も何も関係ありませんな。紅葉シーズンも重なって、そこら中から賑やかな声が聞こえてきます。
ちなみに駐車場は有料(410円)。でも中はガラガラ。どこかに穴場の駐車場があるのかも。

観光客の流れに乗って「乙女の像」のある方へ歩いて行くと、お、砂浜がある。砂の上は慣れてないので、どうしてもギコチない歩き方になってしまう。旅を終える頃にはマスター出来ているだろうか。

えびす島と大黒島 足跡の数が半端じゃない
向き合う乙女の像

最初に見えてきた「えびす島」は奥の「大黒島」と並んでいます。でも、こちらからだと重なって一つにしか見えないですね。
大音量のアナウンスとともに遊覧船がスィーっと通り過ぎた。船に乗ったのは10年以上前だなぁ。この旅ではフェリーに乗る事になる、ハズ。
人集りの中心に「乙女の像」を発見。制作者の高村光太郎というと、前に「智恵子抄」を一度読んだだけですな。それでも過去に繋がるものに出会えると嬉しいものです。この像は、その奥さんの顔に似ているとか。

すごく口に合う

ここから先は行けそうにないので、Uターン。売店が沢山あるから、仕事先でお世話になったところへのお土産を買っておこう。お腹も空いてきたので、(ここ青森だけど)秋田名物きりたんぽと、乙女餅(各200円)を買う。
お、こ、これはっ。何だろう、乙女餅が異常にウマイ(`・ω・´)。見た目ただの焼き餅なんだけど、ほんのり甘口でペロリといける。
きりたんぽは普通でした。公式のものを食べたのはこれがはじめてだと思う。


今度は十和田湖を東側から北上します。小倉半島のほうにも行ってみたけど、木に遮られて展望ポイントはほとんどありませんでした。道は雨と落ち葉でグシャグシャだし。
静かな山道に入ったところにリンゴ売場があったので、1個だけ買っていこう。切らなくてもカジレばいいのです。

青森といえば

この先には日本一と名高い景勝地の宝庫「奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)」があります。
全長14kmの奥入瀬川を遊歩道で歩いて見れるということだけど、自分は車でドライブするほうを選びました。どうやら、川のすぐ横を走れるらしいのです。せっかくだから川の音だけでも聞いていこう。

それでは、と十和田瀬おいらせライン(102号)に入った瞬間に渋滞にぶつかった。何だろう? 
どうやら、すぐ先の方で観光バスが何台も路駐しているらしい。追い越そうにも対向車線で同じことが行われているので、一台も動くことが出来ない。こ、これは相当厳しそう・・・。追い討ちをかけるように、車幅がこれまた狭い。

待つこと数分、ジワジワと進みはじめた。窓を開けると山の匂いと風が入ってきて気持ちいい。
すぐそばの遊歩道にはたくさんの人が行き来している。外国人のグループも見かけました。
自分もちょっと行ってみようかな・・・と思っても、わずかの路肩も全部駐車済み。あれよあれよと、そのまま渓流を通り抜けてしまいました(ノд`)。
後悔先に立たず。仕方ない、人気のなくなった辺りで我慢しよう。

遊歩道を抜けた辺り 雰囲気だけでも何とか・・・

発電所を過ぎたところに「奥入瀬渓流館」という資料館があったので休憩。
韓国?だかの団体さんが来ていて、ずいぶん賑やか。
施設内には奥入瀬渓流の名所の紹介や、ヘッドホンでブナの木が水を吸い上げる音が聞けます。ドクンドクンと心臓のような音がする。生きているのだなぁ。


102号を進んだ先には天然記念物の「法量のイチョウ」があります。国内でも最大級のものらしい。
だがしかし、樹齢1100年を誇る巨木だというのに、どこにも姿が確認出来ない。
どうやら車道脇の坂を上ったところにあるみたいだ。駐車場に車を置いて、せっせと歩いていく。

青森のイチョウ王国に君臨する巨木 駐車場にあるイチョウの碑

林の中に入ると、周りの木々に囲まれるようにそびえ立っていました。ドシリとした重量感。せっかくなので触ってみたりする。ナデナデ。幹が複雑に絡み合うように伸びていて、青青とした葉をつけている。1100年経っても若々しい感じです。説明によると、地上7mのところで6本に幹が分かれていて、多数の気根があり、「乳イチョウ」として母乳のでない女性たちの信仰を集めたという。
薄暗いので写真がぼけてしまいました。


昼を過ぎていたので、途中で見つけた「南部ドライブイン」で馬肉ラーメンを注文(800円)。
麺は細いけど、ボリュームがあります。満腹満足。

辛口でおいしい

郵便局でラベルと袋を調達して、十和田湖で買ったお土産の発送を済ませておこう。


102号から10号に乗って北上。この頃から雨がポツポツ降り出して、野辺地町に入った時には土砂降りになってしまった。まぁ、あとは宿泊場所に向かうだけなので、晴れているうちに目的地を見て回れたから良しとしよう。
立ち寄ったスーパーで秋刀魚の握り、イカとネギの酢和え物、パイン(半額)、ベジータベータを今日の夕飯として買う。

秋刀魚の握りが◎ 何年振りに見たかしらん


道の駅 よこはま」を目指して、海沿いのむつはまなすライン(279号)をひた走る。
ここは大型バスも飛ばすし、大雨でできた水溜まりにハンドルをとられるし、工事中で砂利道はあるしで本当に参りました・・。

PM4時頃になんとか無事に到着。もう雨は止みそうにない。明日は大丈夫だろうか。
いつも通りに道の駅で寝るつもりだったけど、通りがかりに「菜の花館」という民宿を見つけました。宿は1週間に1度と考えていたので、まぁ丁度いいタイミングでしょう。

行ってみると、宿泊OKとのこと。和室と洋室があって、ベッドで寝たかったので洋室にしました。
ただ、慣れてきた車中泊から解放されたせいか、意味なく部屋をウロウロしたり、ユニットバスのドアを開け閉めしてしまう。さっき買った夕飯でも食べて落ち着こう。

好きな時にシャワーが使える幸せ

明るい電気の下で日記を書いて、今後の予定を確認。明日は、ついにあの霊場へと向かいます。
晴れることを祈りつつ、ヌクヌクと就寝。

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